Pinball Arcade Table Pack 13

4月20日ios&android版Pinball Arcade用のアドオン、Table Pack13が配信されました。
収録されたのはSpace Shuttle (Williams,1984)とWhite Water (Williams,1993)の2台です。

この2台についてはピンボール解説サイトとしてお馴染み、琥珀色の探求さんにて詳細を知ることが可能です。
Space Shuttleの解説記事はこちら、White Waterはこちらになります。


早速触ってみたところ、Space Shuttleに残念なほど目に付く不具合を確認。
縦画面でアングル1,2,4にするとカメラが台へ必要以上に寄ってしまい、通常のプレイが困難に。
アングル3(トップ画像参照)に変更すれば一応はマシな画面になるが、スコア表示が邪魔でロールオーバーを完成させ辛い点は他と変わらず。

 

横画面にするとカメラが若干引き気味に。これはWhite Water(右画像)と比較すると分かりやすい。
他に、ボールの残数が表示されない、ローカルスコアが保存されないという、致命的ではないにしろ快適さをを損なうバグが存在しています。

5月28日追記:上記バグは現時点で修正済みです。

一方でWhite Waterはこれといった欠点もなく、正常にプレイ可能です。
それ以外にのことについては特に書くことも無い気もしますが、挙げるとするなら…ここ数回の更新により、ボールの動きに細やかさと鋭さが増したと感じます。
そして相変わらず前方への揺らしは未対応です。


おっとそうそう、ここで良いニュースをひとつ。

Greenlightでの半年の激戦の末遂に、そしてコミュニティとFar Sightの尽力により遂に、
Pinball Arcade Windows版がSteamにて配信されることが決定しました。
自分はios版で配信されている全ての台を購入していますが、勿論Win版も揃えるつもりです。
Steamでは定期的に大規模セールが行われるので、その時を狙えばさほど費用は掛からないはず。

参考に、ios版では全台揃えるのに幾ら費やしたのかを計算。
まずは基本の4台パックがが850円、それにアドオンが13×450円だから計6700円!28台でこれは安い!(Pro Menuは含めず)
日本で実機をプレイするとなると1日で中一枚や二枚は容易く溶けることを考え、さらに移動に必要な費用も含めれば、比べ物にならないほど安価なのは間違いないでしょう。勿論実機でのプレイはシムとは全く全く全く比較出来ない程の刺激を与えられるので決して無駄な出費でもないけどもーうん。


話は変わって、来月に配信が予定されているTable Pack 14にはCentaur (Bally,1981)が含まれてるとのこと。
ついでに今後配信が予定されている台をリストに纏めました。

Pin*Bot (Williams,1986)
Victory (Gottlieb,1987)
Tee'd Off (Gottlieb,1993)
Whirlwind (Williams,1990)

以下は過去Hall of Fameシリーズで登用され、PAでも配信される可能性が高い台です。

Ace High (Gottlieb,1957)
Jive Time (Williams,1970)
Goin' Nuts (Gottlieb,1983)
El Dorado City of Gold (Gottlieb,1984)
Sorcerer (Williams,1985)
Strikes n' Spares (Gottlieb,1995)

その他については、IPDBのSS台ランキングにて上位に位置する非版権ものを、優先的に配信すると自分は予想します。
版権ものについては使用料の問題で頻繁に出すことは難しいようですが、Kick Starterを利用することによりTwilight ZoneとStar Trekの2台を配信することに成功しているので、今後もこれを利用しさらに増え続けるのは確実です。
有名なAddams Familyについては権利を巡る問題が複雑化しており、配信は難しいと思われます。


前回のアップデートにより、新たなデザインのボールが有料で配信されたのでこれにも言及を。ios版では1パックにつき85円です。
これらは単なるカラーチェンジであり、ボールの動き自体は通常のものと変わりません。

Twilight Zone Ball

パワーボールを期待したものの、出てきたのは縞模様。似たようなカラーが既に無料配信されているので、態々購入する必要はないでしょう。勿論、ネタ元のTwilight Zoneとの相性の良さは抜群によく、元々ミステリアスなフィールドの雰囲気を更に増強させるだけの効果は十分。

Star Trek Balls

このパックのみ3つのデザインが含まれています。1つ目は惑星連邦の紋章が描かれた青いボール。これは予想の範囲内。
2つ目のクリンゴンの紋章が描かれた赤いボールは3つの内最も目立ち、視認性が高いですが、暖色系の背景には溶け込んでしまう欠点も。
そして最後はまさかのボーグ・スフィア!ただしプレイ中では模様が潰れて単なる黒いボールにしか見えず、背景と溶け込む可能性が高いので扱いが特に難しいです。背景が明るい台で使用すると効果的かもしれません。個人的にはコミュニケーターのデザインが入っていなかったのが少し残念。

Eye Ball

文字通り目玉であり、この中では特に色物…と思いきや、白眼に青い虹彩そして赤い毛細血管の組み合わせは視認性が良好+ボールの回転方向が読みやすいので、この中では一番実用的です。これによりボールを見失うことによる凡ミスの可能性が減少することでしょう。画面の小さい携帯機環境でこの利点は無視出来ません。腕を磨くこと以外の方法でスコアの底上げと安定を考えるならば、まずはこのボールの使用をオススメします。