Centaur (Bally,1981)

[


5月25日にPinball Arcade Android&ios版にてTable Pack14が配信されました。今回収録されたのはCentaurとPinbotの2台です。
双方ともVisual Pinball用の台がVPForum、Future Pinball用にはCentaurのみがPinSimDBで配信されています。

同時配信されたPinbotについては、ピンボール解説サイトでお馴染み『琥珀色の探求』さんにて詳細な記事が作られています。リンクはこちら


どの辺りがケンタウロスなのか理解に苦しみますが、バックグラスに描かれた、バイクと一体化しているヒャッハーな兄ちゃんが恐らくそれか?
バイクと一体化なんて書くとガガ姐さんみたいで素敵ですね。説明に困るまでにぶっ飛んだデザインは割りと好みです。
・以前この記事でCentaurは合成音声を使用したBally初の台と書きましたが、正しくはXenon(1980)が最初になります。


Introduction

パワフルで刺激的な白と黒のグラフィック、魅惑的なサウンドは他の台では味わえないでしょう。
古典的かつファンタスティックなテーマを持つこの台を楽しむためにも、下記の解説を一読してください。


O-R-B-S Targets

(この章の訳はかなり怪しいです。)

Centaurのマルチボールは他の台とは趣が異なります。
O-R-B-Sを1つ沈めると1,000点を獲得し、ボーナスが1,000点増加します。O-R、B-Sのどちらかの完成で10,000点獲得、ボーナス5,000点増加。

ORBSを完成させる毎に、MB用のボール(Orb)を最大4つまでロックします。
O→R→B→Sと順に沈めると、ロックした物とは別のボールが射出され、マルチボールを開始します。
続けてORBSを順に沈めると新たなボールが追加されます。ボールは最高で4つまで追加され、最終的には5ボールMBとなります。

1つ以上のボールがロックされている時にLeft Release Targetか、点灯したRight Release Targetを撃つと、ボールを射出しMBを開始します。
1234を順番に沈め完成させると、1234奥にあるReleaseライトが点灯。この状態でRRTに当てるとロックしたボールを射出します。
第3ボール開始時は常にReleaseライトが点灯と消灯を繰り返します。

LRTに当てるには、キャプティブボール越しにチャンバー内全てのドロップターゲットを沈める必要があります。
MBは1つのボールを残して、又は全てのボールを失うと終了しますが、前述の行程を繰り返すことで何度でも再開することが出来ます。

4つのボールをロックするとORBS手前の50kライトが点灯します。この際ORBSを完成させると50,000点獲得し、スペシャルライトが点灯します。
スペシャルライト点灯時にORBSを完成させるとエクストラボール獲得し、再度50kライトが点灯。この点灯はボールを失うまで続きます。

ロックしたボールの数はスリングショット間にあるライトの点灯で示されます。


Guardian Rollovers

イン/アウトレーンの通過は点灯の有無に関わらず5,000点です。全レーンを点灯させると、MB中自動的にボールが追加されます。
このボールはORBSを完成させることで得られる、ロックされたボールとは別の扱いになります。
追加されるボールの上限は1ターンに付き1つです。数回完成させても増加はしませんので注意してください。
フリッパーを動かす度に左右間でレーンの点灯を切り替わるので、完成させるのは容易いでしょう。

ボールがアウトレーンへ落ちた時、幸運ならばポールに弾かれトラップドアを通過し、インレーンに復帰します。
パニックフリップ等で弾き落としたボールがアウトレーンを逆走し、復帰することもあります。この現象は上の動画でも確認出来ます。


Chamber

十分な強さでキャプティブボールを撃つ毎に、チャンバー内のドロップターゲットが沈んで行きます。
最初のターゲットは10,000点、2つ目は20,000点&ボーナスに2,000点を追加、3つ目は30,000点&ボーナスに3,000点、4つ目は40,000点&ボーナスに4,000点。
全てのターゲットを沈めるとLeft Release Targetを撃つことが可能になります。
LRTに当てると50,000点&ボーナスに5,000点が追加され、ロックしたボールを全て開放しマルチボールを開始します。MBの詳細は前々章を。

一度LRTに当てるとチャンバー内のスペシャルライトが点灯、続けてLRTに当てるとエクストラボールを獲得します。
エクストラボール獲得後は再度LRTが点灯します。なおチャンバー内のターゲットはボールを失う毎に復活します。

ボタン式ロールオーバーを経由し、チャンバー内部のターゲットに当てると得点が倍になります。


1-2-3-4 Targets

1-2-3-4ドロップターゲットは、この台でスコアを伸ばすのに重要な鍵です。
各ボールを開始時には"1"ターゲットが点灯します。これを沈めると10,000点獲得&ボーナスとして1,000点が追加され、"2”ターゲットが点灯します。
点灯した"2"を沈めると20,000点獲得&ボーナス2,000点を追加し、"3"が点灯。これを沈めると40,000点獲得&ボーナス4,000点を追加し、"4"が点灯します。
点灯した"4"を沈めると80,000点獲得&ボーナス8,000点を追加し、Right Releases Targetが点灯します。
点灯したRRTを撃つとロックしたボールが開放されると同時に、マルチボールを開始します。MBについてはO-R-B-S Targetsの章を参照。

1234を順不同に沈めると、残されたターゲットは消灯、全てを沈めると再点灯します。消灯した1234は500点&1,000点のボーナス追加です。
順不同に沈められた1234は、左スポットターゲットを撃つことでリセットします。点数は5,000点です。

1234を完成するためのもう一つの方法は、上部スポットターゲットを撃つことです。
このターゲットに当てる毎に10,000点&1,000点のボーナスが追加され、1234が順番に沈みます。

1234を順、順不同問わずに完成させると、Right Release Target内にある2X〜5Xの4つのライトが点灯します。
点灯は4つのライト間を循環しつつ切り変わります。RRTを売った時に点灯していたライトに示された倍率分のボーナスを獲得します。
ボーナスの増加についてはBonusの章を参照してください。


Other Scoring

主要ではないターゲットの得点

各スリングショット、スイッチ10点
各ボタン式ロールオーバー5,000点
ORBSターゲット奥の各スポットターゲット5,000点
ジェットバンパー1,000点


Specials/Extra Balls

この台でエクストラボールを獲得する唯一の方法は、スペシャルを獲得することです。

・Left Release Targetを撃ちSPを点灯させ、再度LRTを撃つ。詳細はChamberの章にて。
・ORBSを4回完成させ4つのボールをロック後、ORBS完成でSP点灯。更にORBS完成させて獲得。詳細はO-R-B-S Targetsの章にて。


Bonus

ボール喪失時、それまでに蓄えられたボーナスを獲得します。ボーナスの範囲は最低1,000〜最大79,000です。
ボーナス値は通常、ボール開始時にはリセットされますが、一定の値を獲得することで次のボールにも引き継ぐことも出来ます。
ボーナス値が20,000-29,000で終了した場合、次のボール開始時には20,000のボーナスが引き継がれます。
40,000-49,000で終了時は、次のボールに40,000、60,000-69,000で終了時は、次のボールに60,000のボーナスが引き継がれます。

下記はボーナス値を増加させるターゲットです。

消灯している1234ターゲット1,000
点灯している1234ターゲット1,000から8,000
ORBSターゲット1,000
各スポットターゲット1,000
各Release Target1,000
各ボタン式ロールオーバー1,000
各チャンバー内ドロップターゲット1,000から5,000

上部ロールオーバーを完成させる度に、ボーナスマルチプライヤーが1Xが追加され、最大5Xまで増加します。
ロールオーバーは点灯、消灯問わず500点です。点灯はフリッパーにて切り替わります。

ボール喪失前にボーナスを獲得することも可能です。
1234ターゲットを順番通りに完成させると、Right Release Targetにて2Xから5Xのライトが循環しながら点灯します。
RRTに撃つと同時に、点灯しているライトに書かれた倍率分のボーナスを獲得します。
この方法で獲得するボーナスは、ボール喪失時に獲得するボーナス値に影響を与えません。

(1234Targetsの項目では順不同でも構わないとのこと。要検証)


この解説はPinball Arcade Table Pack14に含まれるCentaurのInstractionを元に作成しています。
誤訳、表記抜けがあるかもしれません。今回は特に厳しいです。


5月31日追記

5月28日付の更新で前方への揺らしが実装されました。他にios5.1環境で起動不可となるバグが修正されたとのこと。
ただし、CentaurとPinbotにはプレイ中ゲームスピードが2倍になるという前代未聞のとんでもないバグが付いてきたのでもうダメだ。

残念ながら、現状前方への揺らしはタッチかスワイプ操作を選択した時のみです。
他に新たなオプション項目が3つ追加され、Touch Schemeではタッチ領域の変更、Show Touch Schemeではタッチ領域の表示切り替えが、Star TrekやBlack Knightのような特定の台ではButton Posisionにてボタン位置の調整が可能です。