6月の話


6月30日の深夜、7月の始まり。

The Beginner's Guideのラストの話。昔Tumblrに貼ったものを再利用。

この作品はとても美しく、根が深いほどに好きですが、プレイを勧められないほど恐ろしい作品です。物を作る人と、作り変える人。何かしらを調べようとする人や、謎を解き明かそうとしたり、忘れさられたものを伝えようとする人にとっては致命傷にもなりえる劇薬だと思っています。

色々すっとばしてラストシーンの考察。自分だけの。最後にプレイするマップは作品ではなく、語り手の心象風景だった、というのが通説です。けれど自分には、そのマップはCodeの手による新しい作品であって、語り手を許したのを伝えるために公開したのではないか。そう思っています。実際には……。

10日の土曜深夜から13日の夜明け前、15日の夜。書きたいことのまとめ。だいぶADVゲームより。

Kyle Choi作 COMER 天国の走廊
98年のMYST系ADV。日本語の情報がなく気になる作品。詳細な解説


Obsidian 日本語版 96年のMYST系ADV。失踪した科学者チームを捜索するために、不条理の世界へと踏み入れる不思議な作品。最近プレイして奇妙な感覚にとらわれました。

CD-ROM Journal
古のマルチメディア作品を語り継ぐページ。とても貴重です。

RDR2の気球の話
この作品は本当に素晴らしかったです。劇中の半ば、主人公は自らの人生の根幹を揺るがすほどの衝撃的で、悲劇的な境遇に置かれます。意気消沈するなか、仲間に導かれるまま強制的に気球に乗せられ空へと飛び立ち、雲を超えて信じがたいほどに美しい光景を目にする…という、
終末が近づいてくる中で僅かながらの救いを見出すかのようなイベントが起こります。プレイ中、鬱蒼とした大地を離れた気球が雲を抜けて天空に出た瞬間、雲の壁が空一面に白く広大な層を成して、まるで天国の光景だと感じたのを覚えています。

本題。通常、気球の搭乗はイベント限定ですが、スクリプトを導入すれば気球をいつでも呼び出すことができます。風はランダム、天候もランダム。時々はゲームを起動して、空を流れるままに漂うのも楽しいひとときです。

 

The Void (Tension)について
この作品を語るのは難しいです。というより、正攻法で先に進んだわけでもないので…今はまとめられないので、いつか別の記事にしようと思います

Void Walker
上とは関係のない作品。ネットのどこかで見つけた、昔の奇妙なフリーゲーム。どうい
うわけか心に残って不思議な気分になります。

フランス ガヴァルニー圏谷について | akaikura Laboratory | MUUSEO
手元にあるブローチに記されていた文字を巡る短い記事。


The Longest Journey
ファンの手により完成された日本語化と、CGの高解像度化がされたポイント&クリック型の傑作ADV…と言われているだけに、きちんと最後までやり遂げたい。

Amanda Goodenough作 Inigo Gets Out
ルーカスアーツのLOOMの解説記事で触れられていた、最初期のポイント&クリックADV。Amanda Storiesという、作者の作品をまとめたパッケージが日本でも売られていた。日本語の解説動画

気が向いたら続く。