Fireball (Bally,1972)

まずは一言、これは面白い!
ピンボール紹介動画として有名な、OBSの基盤大好きにて何度か登場しことで存在を知ることになった台ですが、実際に遊んでみると(ただしシム)その確かな面白さを認識し、そしてプレイ感覚はノーマークだった自分とその魂を火の玉に変えるにはに十分過ぎるほどの”熱さ”と”火力”を備えていることを見出します。
エレメカ時代に作られたとは考えられない程洗練されたデザインとギミック、10回ほど遊べば概ねのルールを把握できるシンプルさも評価を高めたことでしょう。
72年の登場でありながらその後の80年初期の台へと繋がるだけのポテンシャルを持つこのFireballが人気が出たのもまた当然!全てをもってパーフェクト!

この台は実機の他に、Visual Pinball 9.x用の台がVPforumにて配信されています。エレメカピンボールなのでROMは不要です。
実機では後継として、フリッパーの近代化とSolid State化したものがFireball Classicというタイトルで存在します。
また、Fireball2という続編もありますが、こちらは初代と比べるとマイナーな存在のようです。

こちらは解説付きのプレイ動画であり、Youtube側の設定によりFull HDでの再生も可能です。
実機をプレイする機会に恵まれない自分にとって、このような動画を眺めることは金属球とフリッパーの作動音に対する欲求を満たすためにも必要不可欠です。

Skill shot

プランジャーショット時、ゲート手前の隙間へ通すと3000点を獲得し、同時に黄色のポップバンパーが点灯します。
ポップバンパーは消灯時10点、点灯時100点です。

Odin/Wotan hole

左右ホール(Odin/Wotan)へ投入するとボールがロックされ、新たなボールがプランジャーへ送られます。
固定されたボールは左右ホール対角に位置する左右バンパーか、キャプティブボール奥のターゲットに当てることで開放されます。

左ホール(Odin)にボールを固定すると手前にある5つのライトの内1つが点灯し、循環を開始します。
右バンパーに当てるとボールを開放すると同時に、現在点灯しているライトに表記された得点を獲得します。得点の範囲は1,000〜5,000点です。

左右バンパー、中央バンパーに当てると右ホール(Wotan)手前の3つのライトの内1つが点灯します。
右ホールにボールを固定した後、左バンパーに当てボールを開放すると同時に点灯したライトの数に応じた得点を獲得します。
得点は1つの点灯につき1,000点、3つ全ての点灯で3,000点です。

Zipper flippers

左右フリッパーはポップパンパー手前にある中央バンパーに当てると閉鎖し、左右バンパーに当てると元の位置へと戻されます。

Messenger ball

キャプティブボールに当て最初のロールオーバーを通過すると100点、2つ目は1000点追加(計1100点)、奥のターゲットに当てると更に1000点を追加し(計2100点)、リターンゲートを開放します。
また左右ホールにボールを固定した状態で奥のターゲットに当てると固定されたボールを開放します。

Whirlwind spinner

フィールド中央には常に回転するホイールが備えられており、通過するボールの軌道に変化を与えます。
ホイール周囲の各スイッチは10点です。この内On Kickerスイッチを押すと左アウトレーンのキックバックが作動し、Off Kickerスイッチを押すと動作を停止します。キックバックの使用回数に上限はありません。